2011/09/06

第2回演劇公演『蘇芳』

蘇芳 -すおう-

ART COMPLEX 1928 協力公演



日時
2011年9月2日(金)19:00
   9月3日(土)14:00/19:00★
   9月4日(日)13:00
※開場は開演の30分前、受付は開演の1時間前です。
★3日19:00回後、アフタートーク有
ゲスト:松田正隆(マレビトの会)


会場
ART COMPLEX 1928


チケット
(日時指定・全席自由)
前売り・予約 2000円
当日  2500円


出演

内田和成 Uchida Kazushige
香川県生まれ。大学時代から演劇をはじめる。2007年飯田茂実氏と出会い、京都のダンス・コミュニティe-danceの旗揚げに参加。『元気の本』『春の祭典』等の作品に出演し、ダンスの面白さ、身体の不思議に目覚める。役者としても烏丸ストロークロック『漂泊の家~六川の兄弟~』『八月、鳩は帰るか』に出演。近年、身体へのより深い関わりを求め、キネシオロジーを学ぶべく東京へ移住。
さまざまな人との出会いを通して研鑽をつむ。


片岡結衣 Kataoka Yui新潟県出身。京都市立芸術大学音楽学部声楽専攻卒。ダンサーとして、真木ひろみダンス作品『わたしなりに』『REINCARNATION』、e-dance『春ノ祭典』、守山野外美術展、ダンスの時間に参加。ミュージカル『オリバー!』ドジャー役、『アイーダ』タイトルロール、『ウエスト・サイド・ストーリー』アニタ役などで出演。オペラでは、『ドン・ジョヴァンニ』ヅェルリーナ役、井上道義氏指揮・演出の『イリス』、橋爪万里子氏主演『カルメン』等にアンサンブルで出演。その他、演劇、コンサート、クラシックライブにも参加。


今村達紀 Imamura Tatsunori愛媛県松山市生まれ。大学愛媛県松山市生まれ。大学で地質学(堆積学)を学ぶ傍ら演劇をはじめ、その延長線上にダンスをはじめる。東アジアからヨーロッパ、教会から古民家、路上から劇場まで、神出鬼没。
今年は、DANCE×MUSIC×MOVIE !『ASYL』(演出:飯名尚人)『ハシ×ワタシ』(演出:山口惠子)などに出演予定。


音楽

中田 麦 Nakata Baku
京都市立音楽高校を経て、京都市立芸術大学音楽学部入学。
打楽器・マリンバを大西由利子、種谷睦子、伊藤朱美子、宅間斉、山本毅の各氏に師事。
第9回KOBE国際学生音楽コンクール打楽器部門において最優秀賞、兵庫県知事賞受賞。第18回京都芸術祭において京都市長賞受賞。第14回日独青少年交流コンサート訪独メンバーに選出され、ドイツ各地で演奏。現代音楽演奏コンクール「競楽Ⅸ」入選。
クラシックのほか、新作初演など現代作品の演奏も積極的に行っている。


吉田一明 Yoshida Kazuaki
1987年宮城生まれ岩手育ち。京都市内で活動するドラマー。現在、ギタリスト原卓也率いるバンドに参加しジャズの4ビートによる表現を追求。月に1・2回、祇園などでライブを行っている。
在学中ドラムは西代一博氏に師事。舞台関係ではe-dance『BraDan★BraVo』でドラマーとして参加。生業は塾講師。


構成・演出

苧環凉 Odamaki Ryo
大阪生まれ。京都市立芸術大学彫刻専攻卒業。
大学入学と同時にGEKIDAN HLMに入団。『Ophelia』『トラゴイディア』などの作品で役者として活動。その後自らプロジェクトを起し、作・演出に移行。生演奏とダンスによる『あめつちの歌』、町屋の空間を使った朗読劇『イザナミ』などを精力的に発表する。'08飯田茂実氏と出会いe-danceの旗揚げにパフォーマーとして参加。ダンスや音楽の活動を経てO land Theaterを立ち上げ、演出活動を再開する。


原作

廣瀬泰子 Hirose Yasuko
神戸に生まれる。東京にて鞄のデザインを学び、山形の鞄工房でデザイン・企画を担当。その環境の中で日本の伝統工芸に数多く触れ、京都に移住を決める。舞台衣装染めの仕事を経て、現在は織子として西陣にて錦を織る。


スタッフ
舞台監督・美術:乃村健一(n.o.m)
照明:塩見結莉耶(GEKKEN staffroom)
衣装:秋山はるか
宣伝美術:荒木康代
チラシ原画:松江英利<命の標準時>
映像記録:松浦莞二(スタジオkk)
制作:望月 奏 坂本美夕
制作補佐:二宮晴香
協力:ART COMPLEX 1928
東山青少年活動センター
初音館スタジオ
中田楽器



作品概要

人界から遠い山で暮らしていた男が、山を登って来たひとりの女と出逢う。

女に導かれ山を下りた男は、それまで知り得ることの無かった言葉の世界に入っていく

―――

3人の演者と2人の奏者でつづる神話から現代へつながる悲劇


原作より
霞を孕んだ風が、山を抜けた。

萌える新緑の峰々はここ数日、薄絹で包まれたように曇る空との境目を暈している。

長雨の日日を憂いながら、むせる山中を男は今日の獲物を求め歩いている。

奥に目星いものはおらず、男は場所を変えるべく山を下っていた。

ふと視界が明るくなってきた。

雲が切れたのか細い日差しがみるみる溢れ出すと山の木々は煌めき、

仰ぐ男の目に映る若紅葉は、さながら緑青の宝石であった。

この雲流れだと今日はこれから晴れるだろうと、男は軽快に下っていく。

白い珠のような花をはじかせる天女花も

まだその幼い蕾をかたく閉ざしている。

男は一人きりであった。

気づけば、男はこの山で逞しい成人となっていた。

誰に教わることもなく自然に生きる術を学んでいた。

男にとって、この山が全てであった。

朝日が昇ると共に目覚め、飯を食い、山を駆け、獲物を狙い、

また食べて―――そして心地よい疲れと共に眠るのである。

男の現実は、すなわち森羅万象であった。

春には山桜の下で昼寝し、

夏の暑さを逃れて渓へ水浴びへ行き、

紅葉のあとを踏み鳴らして冬支度に励んだ。

そして雪に閉ざされた山で静かに暮らすのである。

移りゆく四季を重ねて流れるように生きてきた男は、一匹の人間であった。

男は言葉を知らない。

本来それを教えるであろう父母の、その存在すら知りはしないのだ。

喜びも悲しみも、淋しさや恋しさも――――

男は、生きるために生きていた。

しかし、男には一つ胸に痞えるものがある。

男を誘う、細い絹糸のような記憶の端。

・・・まだ幼子の男は崖に沿う道で一心に見つめている。

鮮やかな西陽を浴びた、緋に燃える人影・・・

人の姿なのか

炎の姿なのか

その紅の深さの向うには、漆黒の闇が見える。

闇の姿なのか

人の姿なのか

闇は強圧な力で紅をのんでゆく・・・

炎は燃える。

闇はのみこむ。

二つの色は絡み合い、纏い合い、

やがて男の視界から切り取られていった。

瞬時、男は急激な恐怖と執念に襲われ、声を上げて泣き叫んでいた。

自分の五体が引き裂かれる感覚で、視力が失われるようであった。

男は崖下に向かって叫び続けている。

何かを求め、発している・・・

何かを呼んでいる・・・

しかし、男には思い出せない。

涙で何もかもがゆらめいて、緋の陽炎は全てを焼いた。

それから長い年月が過ぎて、その記憶は灰となっていた。

しかしその灰に潜む種火が、時折燻り出すのである。

そうすると心臓が、重く、鈍く脈を打って、息が苦しくなった。

涙が溢れて止まず、男はこの感情を理解できずにいた。

ただ、この時だけは、なぜか一人ではないような不思議な安堵感が男を包むのであった。

この記憶の端だけが、男に心を与えるのであった。

しかし、その端も今では段段に色褪せてきている。

男は日日の暮らしで十分であった。

毎日、生きてゆくこと。

こうして今も、おのれを養う為に獣を追っている。

この摂理に男は疑問を抱いた事はない。

今日も明日も、

過ぎ去った昨日も、

ありのままの男の姿であった。

随分下ってきたらしく、木々の間から山裾に沿うて流れる川の水面が見える。

ちと下りすぎたようだ。

男は踵を返して、来た道を戻ろうとした。

・・・・・。

声がする。

男の後方・・・あの楢の木の向こう側か・・・

女だ・・・女の声だ。

男は声の主を見極めようと、木の向こうを見詰めた。

男は少し距離を詰めた。

同時に、連なる枝が揺れた。

ふわりとした、柔な風が起こった。

黒髪が、風に靡いた。

それは羽衣のように宙に舞った。





原作: 廣瀬 泰子


チラシ
下記ページより、O land Theater 第2回演劇公演『蘇芳』の
チラシをごらんいただけます。
O land Theater (オーランドシアター)『蘇芳 -suou-』チラシ

一部、文字が小さく読みづらい所がございます。
(環境により拡大できない場合があります。)
その部分は上記の『原作より』をお読みください。

2011/09/05

【蘇芳】千秋楽無事終了

雨にも負けず、風にも負けず、
【蘇芳】全公演無事終了致しました!

【蘇芳】に関わった全てのかた、
悪天候の中、劇場にお越し下さったお客様、
誠に、ありがとうございました。

今後とも、O land Theaterを、どうぞよろしくお願い申し上げます。

制作 望月

2011/09/04

【蘇芳】いよいよあと一ステージ!

【蘇芳】ものすごい千秋楽、いよいよ明日!
乞う、御期待!
当日券の発行は12:00からです!
皆々様のお越しを、お待ちしています!!!

2011/09/02

挟み込み

本日16:00より200部アートコンプレックス1928ロビーにて行います。
告知が当日になり、誠に申し訳ございません。
制作 望月

2011/09/01

O land Theater第二回演劇公演【蘇芳】いよいよ明日から

折しも台風12号の上陸が見込まれております中、本日【蘇芳】役者スタッフ一同無事小屋入り致しました。

※アートコンプレックス1928が風にさらわれるか水没しない限り、上演中止や延期はございません。


愛と死、無垢と穢れ、
役者と音、才能のだんじりがごんごんにぶつかり合う、つくりかけの舞台をみてきました。
とても美しかった。美しいということは、こわいことでもあります。

とにかく、【蘇芳】必見です。

もう一回書こう。

【蘇芳】必見です!!!

各回ともまだ残席はございます。日付が変わるまで翌日のご予約の受付を行っております。
皆様のお越しを、【蘇芳】一同、心よりお待ち申し上げております。

制作 望月

2011/08/31

パンっていいよね

一度だけ食べるならスペシャルなものがいい。だが、毎日食べるなら飽きないものがいい。
コンペのような一発勝負の場ではインパクトのあるものが好まれる。問題はそれをもう一度観たいと思えるか、聴きたいと思えるか。
繰り返しに耐え得る作品。例えば毎朝のパン。高級である必要は必ずしも無い。焼きたてのトーストにコーヒー。それで充分だ。
音楽もそんなパンのように消費されたらいいのに。まずは芸術性より実用性を重視したい。

中田麦

2011/08/30

花咲く庭に

散る蝉
転げる秋の虫
飛ぶ蟷螂

夕立は澄んだ空に
貴方は橋のたもとに
立つ瀬無く私は喉を撫でて
遠目に今日の美しさを愛でたり

乱れる流れに
さながら棹さす子どもの脚力
光る川面は君のものだ

そうだ
あの夕焼け空も君のものだ
くれてやる、くれてやる
持っていけ
持っていけるものは持っていけ


吉田

2011/08/28

寂しいけど

あちこちで秋の気配。
CMとか、お店に並ぶものとか、
すごい頑張って鳴く蝉とか、
涼しいというよりひんやりした風とか、
高い高い空とか。
しんみりしがちなこの季節。
私は段々元気になります。
だって食欲が・・・いやいや

本番はすぐそこです。
今日はお衣装を着せていただいて、
シーン稽古をしました。
色々と準備が整い、
小屋入りも近づいてきます。
澄んだ気持ちで、最後まで頑張ります。

片岡結衣

2011/08/26

雷雨と陽と

あついのか冷んやりとしているのか分からない連日。
今日の稽古中も外では稲妻が光っていた。
その前は晴れていた。

中田くんから二次予選突破の電話がはいる。
内田くんは肉を食ってもりもりになっていた。
片岡さんはめきめき。

すごいな自然。



苧環

2011/08/25

東京都

今月22日からコンクールで東京に滞在している。2次予選で落ちて25日には関西に戻る予定が、最終の27日まで残ってしまった。

本番まであと1週間。帰ったらまた作曲に専念します。


中田麦

2011/08/22

惑星の周回軌道

家の軒下に蜘蛛が巣を張った。
彼の全長の、優に300倍はある。
重力を活かした巨大プロジェクト。
僕らはその全勢力を持ってようやっとスカイツリー。
バベル志向はしつこい油汚れのような業だ。

高さなど、費用など、完成度など、
人間が自らの知覚を限定して見いだした尺度基準など、
到底自然に及ばないのではないか、
ここ数年の予感だ。

まずは蜘蛛を倣って
疑いなく本分に全力を尽くし、
そこから揺らぐバランス感覚をもって遊ぶ。

そこからが人間の本領発揮。
その領域にどれだけの間、遊べるか。
日々修練。


吉田


ラストに続くシーン

私が最後にでるシーンの改訂版ができました。
このシーン次第で、ラストが生きてくる。
踏ん張りどころ。

いっこいっこ丁寧にやって行かないと見せれない。
ちゃんと同じ感覚を維持しなければ。


今村達紀

2011/08/20

蚊・・・

皆様こんにちは、ゆいです。
今日は蚊に好かれる日でした・・・

家でも外でもお稽古場でも、なんだか今日は蚊たちが大量に発生したようで、
気づけば手足をポリポリ。多分10匹以上は仕留めたと思います。
いやはや。

そんな今日のお天気は、今までと比べると大分過ごしやすく、
空もすっきりと晴れていましたね。
わたしは空が好き。
付かず離れずそこにあって、
八方美人で気分屋で、牙をむくこともあるけれど、
誰のものでもなく、支配されず、
ただそこに在る。
一体何人の人が空に憧れ、助けを求め、
憂い、歓喜し、憎み、安堵したのか。
綺麗も汚いもない。
空は空。

わたしの目で見たわたしだけの空は、
透き通るように青くて、全てを吸い取ってしまいそうだった。

片岡結衣

2011/08/19

ブログ

雨がとつぜん降ってくると
「ああ、神様っているんかなぁ」
って、よく思います。
いつも無関心な通行人の感情が見えてきて
ビチョビチョになってまうやん、みんな。
あの人もビチョビチョ
わたしもビチョビチョ
あの人はなぜか傘もってる。

飽きてしまうんやろな、神様。
だから
「雨でも降らしてみよ。」
え、思うんですよね。
わかるわぁ、その気持ち。

内田

2011/08/16

蘇芳 初通し

初めて蘇芳の稽古場へ行ってきました。
この日は、初めて作品を最初から最後まで止めずに行なう、緊張感いっぱいの日。

初通しが始まり、なかなかに濃い時間が過ぎてみると、見るまでの不安が、期待に変わっていました。

魅力的な出演者が揃う、今回の作品。その人それぞれの良さをART COMPLEX 1928に詰め込んだ、素敵な作品になるんだろうな。という予感がしました。

蘇芳では、音楽が舞台上で演奏されます。
稽古場でも、いろいろな楽器が並んでいました。
その中のひとつが、これ。










アフリカの楽器だそう。
瓢箪が付いています。











ちょうどこの日は、映画を観た後だったので、目の前の人が演じ動き、奏でる空間もまた良いものだなと思いました。

制作 坂本



2011/08/14

異界でお買い物



昨日は大阪福島でバチを買い、ふと思いたって帰りに鶴橋に寄った。高架下の商店街をぶらぶら歩きながら、何か旨そうなものはないかと探した。

恰幅の良いオバチャンが焼いてたチジミに惹かれたが、結局買ったのはホタルイカのキムチ。700円と少し高めだが味の方は最高。辛くてコクがある。

それにしても鶴橋商店街は異界と呼ぶに相応しく、大阪にいることを忘れてしまう。パスポート無しで行ける韓国。ちょっとした小旅行をした気分になった。


中田麦

2011/08/12

オープンエンド

物事に対峙して
人間、瞬時に二つの道が見える。
先の開けた、解決策のある道。オープンエンド。
行き止まりの、悩むだけの道。デッドエンド。

知恵や思考に頼るようになると、
過去や未来の空想にしがみついて、
後者に自分を導いてしまうものだ、
間違いを恐れる道は、行き止まりだ。

前進するものは、間違える。
努力する限り、失敗がついてくる。

流れる水は絶えて久しからず、
毒を持たぬ。
時には淀み、養分を蓄える。
海に出たい。空に帰りたい。森に降りたい。


吉田



2011/08/11

フォルム

鬼のような猛暑の連日。
熱中症をみそ汁でなおした内田和成と、個人稽古
途中まで参加していた今村達紀の力も導きとなり
彼の体はぐんぐんと役の芯に近づいている
と、いうよりも、役が彼の真に近づいているのか。
せりふというものを持たない彼の役は、
空間にしっくりくる感覚のフォルムをもとめて動き、
そんな彼の体を聴こうと、全身を耳にして傾けていた稽古だった。


苧環

わたしはわたし

山本 秀樹
宮田 典子
竹内 純
ジョン・トラボルタ
ポチ
大根

名前って、なんかぴったしなんやねー。

不思議やわー


山本 秀樹さんは、やっぱり山本 秀樹さんっぽい

山本 祐介じゃ、なんかちがうねん

大根は、大根やねん!
大根がマユロンじゃ、おでんの主役にはなられへんねん!

僕もね、名前がねジョン・トラボルタなら、朝、目覚めてから
「……朝か…」
とか、言ってんねん!


2011/08/10

深層版

深層とは、物事の奥に隠れた部分。
ということで舞台「蘇芳」の深層版原稿があがってきました。
前半部分の原稿です。
後半部分は今週の後半に上がってくる予定です。

シンプルになった部分もあり、
複雑になって部分もあり、
これからがたのしみです。

どのへんの深層まで話は進んで行くのか?
ザラビクニンにはあえるのか?

今村達紀

2011/08/09

You can fly!!!!

こんにちは、ゆいです。
お稽古場への道は、南北に伸びる細い道を一直線に北へ進みます。
往来する人々、立ち並ぶお店や民家を見るのは楽しいのですが、
ふっと上を仰ぐと、横幅の狭い縦長の空がありました。
きっと大きく、もくもくしているであろう雲は輪郭を鋭利なビルに切断され、
どこまでも続くはずの空は窮屈な空間に押し込められていました。
私がそう思うだけ。本当の空が見たいなら私が飛べばいい。
そんなことを思ったひと時・・・。

今日のお稽古風景↓音楽組も一緒^^


今日のベストショット!


お稽古道具にと適当に持ってきたストールをかぶったらマトリョシカになってしまった私。


明日も頑張ります!

片岡結衣

2011/08/06

黒い声

昨日は梅田で、朝から晩まで和太鼓を教えた。

太鼓は打つだけでなく声を使う。それも、ものすごく使う。ソーレとかヨイショ、ハッといった掛け声と呼ばれるものだ。

この掛け声をひっきりなしに一日中叫ぶ。でかい声で。なにしろ相手は太鼓10台とかなので、ちょっとやそこらの音量では太刀打ちできない。

こんなことを20年近くやってるうちに、自然と声がでかくなった。

ところで、大きさはどうであれ、声は最も肉感的な楽器だとも言えるだろう。かなり生々しいものを受け手に感じさせる。

高い低い、大きい小さい、明るい暗い、優しい厳しい、怖い、やらしい、いやらしい……あらゆる形容詞が声には似合う。黒い声なんていうのも表現としてはあり得る。それだけ声には無限の色調がある。

今回の公演の練習でも、声の凄さを改めて感じている。明日からまた稽古に参加する。


中田麦

2011/08/04

ネット予約

8月に入り、出演者の記事には、夏らしいタイトルが続いています。
まだしばらくは、夏を堪能できそうです。

けれど、早いもので公演初日まで、1ヶ月をきりました。

ご予約は、メールのほかに手軽に、パソコン・携帯のネットからもできます。
ご活用ください。



PC http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=29082



制作:坂本


O land Theater 『蘇芳』

日時
9月2日(金)19:00
9月3日(土)14:00/19:00★
9月4日(日)13:00
※開場は開演の30分前、受付は開演の1時間前です。
★3日19:00回後、アフタートーク有
ゲスト:松田正隆(マレビトの会)

会場
ART COMPLEX 1928

チケット
(日時指定・全席自由)
前売り・予約 2000円
当日  2500円

2011/08/03

蚊取り線香

我が家の庭は4畳半ぐらい
最近朝顔が縮こまっている。
以前は花にまったく興味なかったのだが
教え子が生き物好きで影響されたのか
自然物を間近に見る楽しさが滲むようになってきた。

うちの木板の塀に擬態するカマキリ
夜に開く赤い花(名がわからない)

御所の北門から入ると
蝉時雨に鼻と口が繋がるあたりがザリザリする。

縁側の風鈴は京都の風の無さにさっぱり鳴らない。
家はすっかり蚊取り線香の匂い。

あとはスイカ割りと線香花火が待っている。

吉田

2011/08/02

夕立

夕立のあと街を歩く.
泳いでいるようだった。
四肢の毛穴が酸素をもとめ
外へ向かってパクパク蠕動している。
えら呼吸していたときの先祖が想われ
体の奥深くより立ち昇ってくる記憶にしばし満たされる。
個人の記憶よりももっともっと深いもの。

普段は気づかない。
一緒にいる人と話しているのが大事。
お腹が減ったら食べるのが大事。
実際のいまここの時間が大事。

いま・ここが広げられるとき
そこに永遠のようなものを感じてしまう。
そうなるとおいそれと一歩を踏み出すこともままならなくなって
立ち止まってしまうのだけど
立ち止まり続けることも、できないようにできているのだ
この体は。

深い記憶を想起させること
と、同時に立ち止まれない体を永遠に向かって動かす
それをできるのが舞台という場所。

夕立のあと思ったこと。

――――――――――――――――――――――

今回の舞台の映像記録・松浦莞二さんの作品がYouTubeで公開中です。
ぜひ覗いてみてください。
『鏡のなかの鏡』
http://www.youtube.com/watch?v=TfDuF40Ag5M
衣装・秋山はるかも出演の
『Remaking Avatar In A Day』
http://www.youtube.com/watch?v=rdACkYYkap0



苧環

2011/08/01

かきたてる演技

内田和成の演技はいろいろなものを想像させる。そして、間合いがうまい。彼の手にかかれば、鉛筆一本が紙一枚が思いもよらないものに変化する。あっと驚く。クスリと笑える。思ってもいない方向に導かれる。
今回はとても難しい役に挑んでいる彼だが、きっと面白いものになるだろう。面白いものができればできるほどこちらもがんばらねばならない。ある場面では笑いをこらえねばなるまい。ギャグではなく、人間のおかしみをだしてくれるからだ。

そうそう稽古場として使っている初音館スタジオではこんなイベントがあります。お時間があれば。

「日本の舞台芸術の抱える閉塞感を打破するために~パパ​タラフマラ解散から~」

小池博史氏を招いて、今の日本の舞台芸術が抱える閉塞感​を打破す る具体策を語らいたい。
外からみると"成功していた集団"が解散する、というの​は、一体 なぜなのか?憶測、噂などが飛び交っている。聞きかじり​の情報で
はなく、本人にその理由を語ってもらい、それについて語​りあって みようではないか。問題点、課題点、共通点が発見できる​はずだ。そして、その先の目的は、具体的な解決策を実演家から提​示するこ とである。
なぜ平田オリザ氏の劇場法は力を持とうとしているのだろ​うか?それは「具体的」だからだ。もし反論できるとする​ならば、具体的アイディアの提示するしかないのではない​か ?

<日程>
8月5日19時~
<場所>
初音館スタジオ(京都市御池東洞院下る初音館ビルB1F​)http://dance-media.com/ok/
<料金>
カンパ制
<お問い合わせ*予約>
imamuratatsunori@gmail.com

当日来れない方も、小池氏への質問、意見、激励等を募集​していますので聞きたいことがある方はメールでお願いし​ます。



今村達紀

2011/07/30

理解と納得

こんにちは、ゆいです。
今日はなんだかなんだかな気分なので、なんだかなんだかな内容ですが・・・


頭では理解してても、体感として私の中に蓄積されているかというと、胸張って言えません。
だから自分の言葉で説明したり、身体動かしてやって見せたり、ということが出来ない。
そんなことが多くて、歯がゆい思いをすることがよくあります。
というのは、頭でっかちになって、知識だけで、応用がきかず、説得力に欠けるということ。

単なる理解がストンと落ちたとき、清潔な風が下から上、中心から末端へ突き抜けるような感覚に支配されて、体中がものすごくクリアになりますが、意図的でなく、ふとした瞬間に起こる現象なので、、、、なんだかなー。

脳みそがお腹にあったらいいのにーーー!
再確認した今日のお稽古。
内田氏から「とんぶり」をいただきました^^
初めて聞いた&見た食材でしたが、ばくだんにしてご飯にかけたら絶対美味しいと確信したので、明日の朝ごはんはこれで決まりです!ワクワク


片岡 結衣

2011/07/29

『蘇芳 -suou-』チラシ

『蘇芳』のチラシが、パソコンから見られるようになりました。
ブログ右側の『< 蘇芳 >作品詳細』にある『チラシ』、または下記のリンクからご覧ください。
O land Theater (オーランドシアター)『蘇芳 -suou-』チラシ

一部、文字が小さく読みづらい所がございます。
(環境により拡大できない場合もあります。)
その部分は、『原作より』のページから、お読みください。

チラシがお手元に無い方は、少しでも雰囲気を感じていただけたらと思います。
実物は、今公演会場のART COMPLEX 1928や京都芸術センター、京都市内の各青少年センター、カフェ等にあります。


お近くへお越しの際には、この『蘇芳』色を目印に見つけていただき、ぜひ、めくってみてください。

また当ブログは、公演日までの間に、演出ノートなどを追加していきます。
みなさまに、お越しいただくまでの日を、心待ちにしていただけるよう
出演者共々、日々更新していきますので、おたのしみに。





制作:坂本

なかなかやるね

今日は、大阪まで、
バレェのダンスの公演のウフッ!

トモダチとファミレスで家族見て
ロフトで涼んで
本屋さんで笑って
雨で和んで


ダンス公演


真ん中で一番前で変な帽子かぶってイスにすわっていました

2時間くらいたって
帰りの電車

電車の中に人々がいました

「あー、ゴメン、誘ってあげたらよかった」





内田和成

2011/07/27

自分降板

自分
ある時
自ずと分かれ
一方は宮沢賢治っぽくなり
鳥の声が理解できるようになる

だがもちろん
性悪ババアにだってなれる
だろう


音楽も、自分がやってる時より、何者かに乗っ取られてやってる時のほうがはるかにうまくいく。憑依する、神がかる、とか言うように。

そんな公演になれば、と思いながら音楽作ってます。


中田麦

2011/07/25

Now's the time

「今がその時さっ」ってとこでしょう。
ジャズセッションでよく演奏するブルースの曲名です。

かのMr.Jazz、Duke Ellingtonは言いました。
「後世のために歴史的なことをしようなんて思っていない。
今この場でいい音を出したいだけなんだ。」
と。

今この場の現実から離れてしまっていくことを、
どこぞの心理学者だか精神科医だかは撤退retreatと呼びました。

作品はつねに虚構を扱います。
しかし、作品が演じられるのはまさに今この場。
観阿弥だったか世阿弥だったか
「虚構と現実の皮一枚ぐらいに芸事の核心がある」
みたいなことを書き残されているそうです。

我々はいずれ、「思い込み」という虚構に支配されて
現実に触れているのではないでしょうか。
作品は、その「思い込み」を揺さぶって、
虚構と現実のすれすれのところまで近づいていく、
―最終的にはおそらく虚構と現実を恣意的に感覚する―
技術なのではないでしょうか。
思い込みという屏風に風穴を空けるわけです。
さらには穴をふさいだりするわけです。
屏風に絵を描いて立てちゃったりするわけです。
これが、面白くない訳が無い。と思うのです。


吉田

2011/07/24

原作者と密談

本番までおおよそひと月とすこし。
毎日の稽古で満タンになったあたまをレベルシフトするべく
原作の廣瀬氏と密談。
2時間半に及んだ。
他者の介入はあたまの容量を軽快に突破する。




本日の稽古場。














苧環

2011/07/23

出会い

7月22日

出会いのシーンをひたすら繰り返す。
僕は中田麦の代わりをする。繰り返す。

あたまで考えることと、体で考えること、
今まで生きてきた癖。
そういったものがわかりやすく現れる。
どうかえていくか。

今村達紀

2011/07/21

自分のブログ作成思い立ったがやり方分からず断念

こんにちは、ゆいです。

今日は出演者全員集合しましたよー。

まずは音楽担当、
ばーくー なかーたー
やりよる・・・彼はやりよる・・・!

続きまして同じく音楽担当、
かずあーきー よしーだー
今日は鼻水が止まらんかった模様!

さてさて次は、我らが演出、
りょー おーだまーきー
あーーんど、許婚以外にも色々活躍中、
たーつのーりー いまむーらー
格闘中・・・(笑)

そしてそして、主役の「男」、
かーずしーげー うーちーだー
これはなんだ!本番までのお楽しみですっ!

最後はお衣装担当の、
はーるちゃーーーん!!!
忙しいところ時間を割いてお稽古を見に来てくれました。
有難う!





明日もお稽古!お風呂に入って寝ましょう!
最近は寝る1時間前から蝋燭を灯すのが好きなゆいでした^^

「何もしない」

苦しゅうない。世は内田である。

南禅寺で、稽古
滝まで登って、稽古
すごいね山
くらいね山
感じるがだいぶちがうんです。

「最近の都会の人は、何もしないってできないんだって」
凉さんの言葉

なるほど―――――――――――――――――――
たしかに―――――――――――――――――――

なにもしない・・・・なにもしない・・・・なにもしない
おお、なにもしない
う~~~~、え~~~~、あ~~~~

山って何してるんやろ?
滝って何してんねやろ?
ええなー
「何もしない」


以上

2011/07/19

赤色についてもっと知ってみることにする

制作の望月です。こちらでははじめまして。
改めまして宜しくお願い致します。

さて雨風の昨晩、はじめて稽古場にお邪魔させて頂きまして、ありがとうございます。
みなさまお疲れ様でした。
研がれた時間に居た反動で、今ぼんやりしております。
まだまだこれからもっともっと研がれ熱が込められていくことでしょう。
次にお邪魔する時は未定ですが、心して参ろうと思います。

…うろ覚えで申し訳ないのですが、芸妓さんが眉墨をひく時、紅を下地にひくというのを聞いたことがあります。
闇は血の色でより濃密になる。
紅蓮の炎が焼き尽くしたあとは墨色。
…などと書いてみたところでもう先が続きませんが、眉墨のことを帰ってから思い出しましてね。わたしの感じる「蘇芳」のキモになんかリンクするなーと思いました次第です。

雨風の中カブとばしたあと、稽古場でみんなの真似して靴下脱いだら寒かったあほでした。
一足お先に失礼致しまして家人の拵えた味噌汁をすすり、そこで肉体の方は漸くぬくもりました。
オヤスミナサイ。

2011/07/17

通じぬ/運ぶ

夏に月映え 影落ちて 流れる瓦に海原を見る

昔 夜の浜辺を歩いた
一人
波が蠢いて 轟くままに時を呑む

瓦の海原は静かな揺れだ
そういえば ざぶんと波が揺れたそう
立ち返る記憶はとうに昔話と同じ位か
やけに澄んだままだ、明け方より青が深い。

理性の罠は 疎外の怒りを呼ぶ
正しいと信じるから 力で解決するべきと疑わぬ
血が止まろうとも また当てこする

通じぬとき どうする
通じぬのに 通じたいとき どうする
通じると信じ 通じぬとき どうする
お前は槍を持つ 突き通すか

人の業は
通じぬ
私の業は
お前に
通じぬ

業を前に
犀の角のようにただ一人歩め

_____________________________

稽古上がりに 夏祭りの夜だと 
はしゃいで炭酸を飲むのに 皆を誘う
人ごみは 慣れないが といって 祭りの夜と向き合わず 
今を捨てるにしては 自分は弱気だ
街を離れたコンビニで アイスと炭酸水 
夏は 人が運んでくれる 人と過ごす時間が夏の色だ


吉田一明

2011/07/14

人を怒らせる方法

使い捨て、流行ってます。政治、経済、芸能…なんでも。人もモノも、目新しいものが出てきては、消費され、捨てられていきます。現れては消えていく。このサイクルはどんどん加速されている模様。

使い捨てになるものでも、鎮痛剤のように、一時的にはこの世に生きる痛みを忘れさせてくれるかもしれない。

そんなわけで、今日はYouTubeから。人を怒らせる方法30、と検索すると3つのパートに分かれて出てきます。くだらないけど20分は遊べます。


中田麦

今は亡き祖父の文机をパソコン台にしている
そのパソコンに向かって、今このブログを書いている。
画面から皓皓と放たれる光の下で
何十年という時間の霊気が机から立ち昇ってくる。
そのあいだに手をつっこんで、わたしはキーを打つ。

思う。この手は何でもできると。
言葉を綴ることも、何かに触れることも、摑み留めることも、解き放つことも。
思う。この手は何もできないと。
100メートル先に届くことも、壁を突き抜けることも、動かずにいることも、また。
時と時の間でわたしの手は彷徨っているようだ。
そうして時の中で、手は痛み、皺が増え、脆くなり、朽ちていく。

強大な力の存在を感じる。
物理的には見えない、しかし確実に支配してくるような力。
泳ぎ方を覚えるように、その力への応じ方を獲得する必要がある。
また、それを守るべきものに伝える必要がある。

恐れることも疑うことも失うものもなにもない、と。

祖父の文机は、祖父亡きあとも、机が取りこぼしたものの存在までをその周囲に宿らせ、
無言のうちにわたしに語りかけてくるが、
物質という形に留められることの羨ましさも少しだけ覚えつつ、
わたしは舞台へ向かう。


苧環

2011/07/12

「私達」

「私達」という言葉があります。
ここに決めつけが入ると、この「達」は「たち」が悪くなる。

「私達」はこう思っています。

本当?

このひとは、「私達」とはちがう。

本当に?

見た目の判断も私達がからんでいるかもしれない。

今村達紀

2011/07/09

今日の幸せ

朝の太陽

ガラガラの電車

路上でもらったティッシュ

ボタボタの汗

おやつのラスク

海色と白と橙色の夕焼け(写真撮ればよかった)

創活の床の感触

鴨川の夜の風

105円のブルーベリーヨーグルト

疲労感


こんにちは、ゆいです。
気分の良い疲労感てありますよね。
気持ち良く、すっと寝れそうな。
最近ダル~い疲労感が多かったので嬉しいゆいでしたー。


全く関係ありませんが、南禅寺の柱です。
面白い。にゃはは^^

稽古始まりました

コンニチハ、内田です。

関東から帰って来て、「おかえり!」
って、みんなに言ってもらって、とてもうれしかったです。

だから、今回の舞台一生懸命やって、とても感動できるものにしようと思います。

帰りにみんなでご飯食べに行きました。とても美味しかったです。
とても、たのしい一日でした。

2011/07/07

出演情報

「蘇芳」出演の片岡結衣が、ダンス公演に出演します。

2011年7月29日(金) 
M.D.S Maki Hiromi Dance Studio presents
ダンス公演vol.6 「わたし は わたし」
”舞踊”と”声楽”の融合
~踊りと、声が出逢う~

ドーンセンター1F パフォーマンススペース(大阪 天満橋)
主催 制作 : M.D.S Maki Hiromi Dance Studio

詳細・お問い合わせは、M.D.Sホームページへ。