2011/08/31

パンっていいよね

一度だけ食べるならスペシャルなものがいい。だが、毎日食べるなら飽きないものがいい。
コンペのような一発勝負の場ではインパクトのあるものが好まれる。問題はそれをもう一度観たいと思えるか、聴きたいと思えるか。
繰り返しに耐え得る作品。例えば毎朝のパン。高級である必要は必ずしも無い。焼きたてのトーストにコーヒー。それで充分だ。
音楽もそんなパンのように消費されたらいいのに。まずは芸術性より実用性を重視したい。

中田麦

2011/08/30

花咲く庭に

散る蝉
転げる秋の虫
飛ぶ蟷螂

夕立は澄んだ空に
貴方は橋のたもとに
立つ瀬無く私は喉を撫でて
遠目に今日の美しさを愛でたり

乱れる流れに
さながら棹さす子どもの脚力
光る川面は君のものだ

そうだ
あの夕焼け空も君のものだ
くれてやる、くれてやる
持っていけ
持っていけるものは持っていけ


吉田

2011/08/28

寂しいけど

あちこちで秋の気配。
CMとか、お店に並ぶものとか、
すごい頑張って鳴く蝉とか、
涼しいというよりひんやりした風とか、
高い高い空とか。
しんみりしがちなこの季節。
私は段々元気になります。
だって食欲が・・・いやいや

本番はすぐそこです。
今日はお衣装を着せていただいて、
シーン稽古をしました。
色々と準備が整い、
小屋入りも近づいてきます。
澄んだ気持ちで、最後まで頑張ります。

片岡結衣

2011/08/26

雷雨と陽と

あついのか冷んやりとしているのか分からない連日。
今日の稽古中も外では稲妻が光っていた。
その前は晴れていた。

中田くんから二次予選突破の電話がはいる。
内田くんは肉を食ってもりもりになっていた。
片岡さんはめきめき。

すごいな自然。



苧環

2011/08/25

東京都

今月22日からコンクールで東京に滞在している。2次予選で落ちて25日には関西に戻る予定が、最終の27日まで残ってしまった。

本番まであと1週間。帰ったらまた作曲に専念します。


中田麦

2011/08/22

惑星の周回軌道

家の軒下に蜘蛛が巣を張った。
彼の全長の、優に300倍はある。
重力を活かした巨大プロジェクト。
僕らはその全勢力を持ってようやっとスカイツリー。
バベル志向はしつこい油汚れのような業だ。

高さなど、費用など、完成度など、
人間が自らの知覚を限定して見いだした尺度基準など、
到底自然に及ばないのではないか、
ここ数年の予感だ。

まずは蜘蛛を倣って
疑いなく本分に全力を尽くし、
そこから揺らぐバランス感覚をもって遊ぶ。

そこからが人間の本領発揮。
その領域にどれだけの間、遊べるか。
日々修練。


吉田


ラストに続くシーン

私が最後にでるシーンの改訂版ができました。
このシーン次第で、ラストが生きてくる。
踏ん張りどころ。

いっこいっこ丁寧にやって行かないと見せれない。
ちゃんと同じ感覚を維持しなければ。


今村達紀

2011/08/20

蚊・・・

皆様こんにちは、ゆいです。
今日は蚊に好かれる日でした・・・

家でも外でもお稽古場でも、なんだか今日は蚊たちが大量に発生したようで、
気づけば手足をポリポリ。多分10匹以上は仕留めたと思います。
いやはや。

そんな今日のお天気は、今までと比べると大分過ごしやすく、
空もすっきりと晴れていましたね。
わたしは空が好き。
付かず離れずそこにあって、
八方美人で気分屋で、牙をむくこともあるけれど、
誰のものでもなく、支配されず、
ただそこに在る。
一体何人の人が空に憧れ、助けを求め、
憂い、歓喜し、憎み、安堵したのか。
綺麗も汚いもない。
空は空。

わたしの目で見たわたしだけの空は、
透き通るように青くて、全てを吸い取ってしまいそうだった。

片岡結衣

2011/08/19

ブログ

雨がとつぜん降ってくると
「ああ、神様っているんかなぁ」
って、よく思います。
いつも無関心な通行人の感情が見えてきて
ビチョビチョになってまうやん、みんな。
あの人もビチョビチョ
わたしもビチョビチョ
あの人はなぜか傘もってる。

飽きてしまうんやろな、神様。
だから
「雨でも降らしてみよ。」
え、思うんですよね。
わかるわぁ、その気持ち。

内田

2011/08/16

蘇芳 初通し

初めて蘇芳の稽古場へ行ってきました。
この日は、初めて作品を最初から最後まで止めずに行なう、緊張感いっぱいの日。

初通しが始まり、なかなかに濃い時間が過ぎてみると、見るまでの不安が、期待に変わっていました。

魅力的な出演者が揃う、今回の作品。その人それぞれの良さをART COMPLEX 1928に詰め込んだ、素敵な作品になるんだろうな。という予感がしました。

蘇芳では、音楽が舞台上で演奏されます。
稽古場でも、いろいろな楽器が並んでいました。
その中のひとつが、これ。










アフリカの楽器だそう。
瓢箪が付いています。











ちょうどこの日は、映画を観た後だったので、目の前の人が演じ動き、奏でる空間もまた良いものだなと思いました。

制作 坂本



2011/08/14

異界でお買い物



昨日は大阪福島でバチを買い、ふと思いたって帰りに鶴橋に寄った。高架下の商店街をぶらぶら歩きながら、何か旨そうなものはないかと探した。

恰幅の良いオバチャンが焼いてたチジミに惹かれたが、結局買ったのはホタルイカのキムチ。700円と少し高めだが味の方は最高。辛くてコクがある。

それにしても鶴橋商店街は異界と呼ぶに相応しく、大阪にいることを忘れてしまう。パスポート無しで行ける韓国。ちょっとした小旅行をした気分になった。


中田麦

2011/08/12

オープンエンド

物事に対峙して
人間、瞬時に二つの道が見える。
先の開けた、解決策のある道。オープンエンド。
行き止まりの、悩むだけの道。デッドエンド。

知恵や思考に頼るようになると、
過去や未来の空想にしがみついて、
後者に自分を導いてしまうものだ、
間違いを恐れる道は、行き止まりだ。

前進するものは、間違える。
努力する限り、失敗がついてくる。

流れる水は絶えて久しからず、
毒を持たぬ。
時には淀み、養分を蓄える。
海に出たい。空に帰りたい。森に降りたい。


吉田



2011/08/11

フォルム

鬼のような猛暑の連日。
熱中症をみそ汁でなおした内田和成と、個人稽古
途中まで参加していた今村達紀の力も導きとなり
彼の体はぐんぐんと役の芯に近づいている
と、いうよりも、役が彼の真に近づいているのか。
せりふというものを持たない彼の役は、
空間にしっくりくる感覚のフォルムをもとめて動き、
そんな彼の体を聴こうと、全身を耳にして傾けていた稽古だった。


苧環

わたしはわたし

山本 秀樹
宮田 典子
竹内 純
ジョン・トラボルタ
ポチ
大根

名前って、なんかぴったしなんやねー。

不思議やわー


山本 秀樹さんは、やっぱり山本 秀樹さんっぽい

山本 祐介じゃ、なんかちがうねん

大根は、大根やねん!
大根がマユロンじゃ、おでんの主役にはなられへんねん!

僕もね、名前がねジョン・トラボルタなら、朝、目覚めてから
「……朝か…」
とか、言ってんねん!


2011/08/10

深層版

深層とは、物事の奥に隠れた部分。
ということで舞台「蘇芳」の深層版原稿があがってきました。
前半部分の原稿です。
後半部分は今週の後半に上がってくる予定です。

シンプルになった部分もあり、
複雑になって部分もあり、
これからがたのしみです。

どのへんの深層まで話は進んで行くのか?
ザラビクニンにはあえるのか?

今村達紀

2011/08/09

You can fly!!!!

こんにちは、ゆいです。
お稽古場への道は、南北に伸びる細い道を一直線に北へ進みます。
往来する人々、立ち並ぶお店や民家を見るのは楽しいのですが、
ふっと上を仰ぐと、横幅の狭い縦長の空がありました。
きっと大きく、もくもくしているであろう雲は輪郭を鋭利なビルに切断され、
どこまでも続くはずの空は窮屈な空間に押し込められていました。
私がそう思うだけ。本当の空が見たいなら私が飛べばいい。
そんなことを思ったひと時・・・。

今日のお稽古風景↓音楽組も一緒^^


今日のベストショット!


お稽古道具にと適当に持ってきたストールをかぶったらマトリョシカになってしまった私。


明日も頑張ります!

片岡結衣

2011/08/06

黒い声

昨日は梅田で、朝から晩まで和太鼓を教えた。

太鼓は打つだけでなく声を使う。それも、ものすごく使う。ソーレとかヨイショ、ハッといった掛け声と呼ばれるものだ。

この掛け声をひっきりなしに一日中叫ぶ。でかい声で。なにしろ相手は太鼓10台とかなので、ちょっとやそこらの音量では太刀打ちできない。

こんなことを20年近くやってるうちに、自然と声がでかくなった。

ところで、大きさはどうであれ、声は最も肉感的な楽器だとも言えるだろう。かなり生々しいものを受け手に感じさせる。

高い低い、大きい小さい、明るい暗い、優しい厳しい、怖い、やらしい、いやらしい……あらゆる形容詞が声には似合う。黒い声なんていうのも表現としてはあり得る。それだけ声には無限の色調がある。

今回の公演の練習でも、声の凄さを改めて感じている。明日からまた稽古に参加する。


中田麦

2011/08/04

ネット予約

8月に入り、出演者の記事には、夏らしいタイトルが続いています。
まだしばらくは、夏を堪能できそうです。

けれど、早いもので公演初日まで、1ヶ月をきりました。

ご予約は、メールのほかに手軽に、パソコン・携帯のネットからもできます。
ご活用ください。



PC http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=29082



制作:坂本


O land Theater 『蘇芳』

日時
9月2日(金)19:00
9月3日(土)14:00/19:00★
9月4日(日)13:00
※開場は開演の30分前、受付は開演の1時間前です。
★3日19:00回後、アフタートーク有
ゲスト:松田正隆(マレビトの会)

会場
ART COMPLEX 1928

チケット
(日時指定・全席自由)
前売り・予約 2000円
当日  2500円

2011/08/03

蚊取り線香

我が家の庭は4畳半ぐらい
最近朝顔が縮こまっている。
以前は花にまったく興味なかったのだが
教え子が生き物好きで影響されたのか
自然物を間近に見る楽しさが滲むようになってきた。

うちの木板の塀に擬態するカマキリ
夜に開く赤い花(名がわからない)

御所の北門から入ると
蝉時雨に鼻と口が繋がるあたりがザリザリする。

縁側の風鈴は京都の風の無さにさっぱり鳴らない。
家はすっかり蚊取り線香の匂い。

あとはスイカ割りと線香花火が待っている。

吉田

2011/08/02

夕立

夕立のあと街を歩く.
泳いでいるようだった。
四肢の毛穴が酸素をもとめ
外へ向かってパクパク蠕動している。
えら呼吸していたときの先祖が想われ
体の奥深くより立ち昇ってくる記憶にしばし満たされる。
個人の記憶よりももっともっと深いもの。

普段は気づかない。
一緒にいる人と話しているのが大事。
お腹が減ったら食べるのが大事。
実際のいまここの時間が大事。

いま・ここが広げられるとき
そこに永遠のようなものを感じてしまう。
そうなるとおいそれと一歩を踏み出すこともままならなくなって
立ち止まってしまうのだけど
立ち止まり続けることも、できないようにできているのだ
この体は。

深い記憶を想起させること
と、同時に立ち止まれない体を永遠に向かって動かす
それをできるのが舞台という場所。

夕立のあと思ったこと。

――――――――――――――――――――――

今回の舞台の映像記録・松浦莞二さんの作品がYouTubeで公開中です。
ぜひ覗いてみてください。
『鏡のなかの鏡』
http://www.youtube.com/watch?v=TfDuF40Ag5M
衣装・秋山はるかも出演の
『Remaking Avatar In A Day』
http://www.youtube.com/watch?v=rdACkYYkap0



苧環

2011/08/01

かきたてる演技

内田和成の演技はいろいろなものを想像させる。そして、間合いがうまい。彼の手にかかれば、鉛筆一本が紙一枚が思いもよらないものに変化する。あっと驚く。クスリと笑える。思ってもいない方向に導かれる。
今回はとても難しい役に挑んでいる彼だが、きっと面白いものになるだろう。面白いものができればできるほどこちらもがんばらねばならない。ある場面では笑いをこらえねばなるまい。ギャグではなく、人間のおかしみをだしてくれるからだ。

そうそう稽古場として使っている初音館スタジオではこんなイベントがあります。お時間があれば。

「日本の舞台芸術の抱える閉塞感を打破するために~パパ​タラフマラ解散から~」

小池博史氏を招いて、今の日本の舞台芸術が抱える閉塞感​を打破す る具体策を語らいたい。
外からみると"成功していた集団"が解散する、というの​は、一体 なぜなのか?憶測、噂などが飛び交っている。聞きかじり​の情報で
はなく、本人にその理由を語ってもらい、それについて語​りあって みようではないか。問題点、課題点、共通点が発見できる​はずだ。そして、その先の目的は、具体的な解決策を実演家から提​示するこ とである。
なぜ平田オリザ氏の劇場法は力を持とうとしているのだろ​うか?それは「具体的」だからだ。もし反論できるとする​ならば、具体的アイディアの提示するしかないのではない​か ?

<日程>
8月5日19時~
<場所>
初音館スタジオ(京都市御池東洞院下る初音館ビルB1F​)http://dance-media.com/ok/
<料金>
カンパ制
<お問い合わせ*予約>
imamuratatsunori@gmail.com

当日来れない方も、小池氏への質問、意見、激励等を募集​していますので聞きたいことがある方はメールでお願いし​ます。



今村達紀