2018/09/28

お坊さんと

先日、禅のお坊さんとお話をする機会があった。
その方の書いた本についてどうしても尋ねたいことがあり、会いに行ったのだ。
結局「どうなるかわからないよねえ、今後は」という答え。それは予感していたのだが、これからの時代はしばらく「わからない」ことを「わからない」まま耐え、手探りでトライ&エラーを繰り返していくんじゃないか。それは「すでにわかってること」に退行する危険と常に隣り合わせの作業だ。

老師「でも、そのうち頭にチップ埋め込まれて、個人、とか、集団、とか、これまで続いてきた人間関係の構造自体が変わる可能性だってあるよ。技術によって瞬時に意識が共有されれば、個人が個人である必要はないわけでしょう」
私「Ghost in the Shellの世界ですね」
老師「そう、あれ意識ってものを考えたときの由々しきモデルなんだよね。そうなった時、あなたそれやりますか?って話なの」
私「、、嫌ですね、なんか。」
老師「でしょ、僕もそうなの。で、チップ埋め込まれてもいいって人と、なんか嫌だって人と、分かれると思うんだよ、なんで嫌なのかってことは、僕も理屈では答えられないんだけど」

ベケットは「わかった」世界には安住せず、「わからない」世界に向かってひらいていたと思う。そのありようは、結構、トライ&エラーの道を選ぶ人にとっては励ましにもなるんじゃないか。




演出 苧環

2018/09/20

本番の会場でお稽古

京都市東山活動センター 創造活動室
が、本番の会場です。

先日はじめてここでお稽古。
舞台美術の具合や天井の感じなど、実際の距離感を感じながらすすめました。

休憩にお菓子を買ってきたら、演出の苧環より「センスがいい!」といわれましたが、
どうでしょう?w
(ビールはありませんよ)

その後はまた、お稽古にもどったのでした。



2018/09/16

「いざ最悪の方へ」

という文字文字が並んでいるのが目につき本を手にしたという。

先日、尊敬するダンサーさんとご飯を食べた。
その彼女がそう言った。

それからベケットの本を何冊か買い、しっかり読み込んだというよりは、
本をランダムに開き、そのページに不思議と必ずグッとくる、ヒントになる言葉があると言う。

「いざ最悪の方へ」なんて一見ネガティブに聞こえるが、
これって、あれかな?本当に行き詰まって人生に失望してしまった人は、よく中島みゆきを聴いてまた頑張るとよく聞く。
それに似ているのかな?
落ちるとこまで落ちたらもう上がるしかない。

もう一度失敗せよ。より上手く失敗せよ。

とはベケットの有名すぎる名言。


ことの始まり、すなわち終りの始まり、終りの終りに視線を定めるベケット。

その哲学を私たちは表現します。

制作 宮崎

2018/09/14

メイクチェックの日

今日は本番に向けてのメイクを決める。
観客と対峙する顔づくりはとても重要です。
真剣に鏡を見つめる坂東恭子。




演出 苧環

2018/09/13

お稽古中2

小道具もぞくぞくと揃いつつあり、今日は一幕通し稽古。

『しあわせな日々』の登場人物ウィニーは
おしゃべり以外にこれといって特徴のない、平凡な女性です。
英雄でも犯罪者でもない、現代の「一般人」に分類されるキャラクターでしょう。
それがどうして劇の中心に在れるのか。

ウィニーは「謎」と交流を持っているからだと私は考えます。
そして「謎」を解き明かすことをせず、「謎」のまま交流を持ち続けるところに
ウィニーというキャラクターの独自性があると思います。

我々は「謎=わからないこと」に接したとき、
とっさに「わかる」ことを望むと思います。
でないと自分を保てない、社会生活を営めないからです。
しかしこの世にはどうやっても解き明かせない「謎」があり、
その「謎」を中空に保持したまま、コミュニケートしているのがウィニーというキャラクターなのです。



演出 苧環

2018/09/10

ゲストトーク決定👄

今回4公演ある中の、

10/20(土) 15:00~の回のみ
トークを行います。


ゲストはその名も

マダムT

2002年頃から昔話の語りを始める。子どものおはなし会、大人のためのおはなし会等開催。
2012年から東光寺アートフェスタで、ダンスと語りという試みを始め、現在に至る。
2017年4月<おどる落語>シリーズ(ダンス、音楽、語り)として「贋作あたま山」、2018年3月「粗忽長屋」に語り手として参加



写真は今年3月に東光寺で上演された、<おどる落語>シリーズNo.2「粗忽長屋」に語り手として参加されたときのものです。
このシリーズは語り手とはいうもののいろいろなことをやらなければならないらしく、このときはダンサーさんと二人羽織をされました。
右側におめんをつけて座っているのが、竹ち代さんです。


東光寺というお寺のマダムであり、お寺でいろいろと実験的な試みや催しを積極的にされてます。

演出の苧環は、常に「人間とは何か」「人間が生きるとはどういうことか」と演劇通して探求してます。
そんな“生きる”ことをテーマに『しあわせな日々』の感想を交えつつ、堅苦しくならず、ユーモアと共にみなさんでお話できればと思ってます。

この日、この時間で都合がつくようでしたら是非10/20(土)15:00の回でご予約くださいませ。


制作 宮崎

2018/09/04

公演のチラシ、続々と街に増殖中

選手届いた公演のチラシを

街のいろんなお店や施設に置かせていただいてます。


今日もリュックに詰めて出陣!

一軒目に寄った丸太町河原町あたりの『ほんとレコード』にて、
ほぼレコードが占める店内中の本棚を物色していると、
「しあわせな日々」と同じ劇作家サミュエル・ベケットの一番メジャーな作品「ゴドーを待ちながら」に出逢ってしまいました。


本棚2つくらいのスペースにちゃんとあってびっくりなのと同時に運命のようなものを感じずにはいられませんでした。

ぼちぼち読みます。

ここのお店は、レコードも本もセンスがいい。
流石です。
広くはない店内に若い店主のナイスチョイスが並んんでます。



ここ以外にもたくさん置いていただいてますので、
みつけたらお手にとっていただけましたら幸い。

 



制作 宮崎